カテゴリー「帰還」の記事

2009年6月10日 (水)

皐月 (2)

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次の朝、靖国に向かい、参拝を済ませ新宿へ向かう。

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「新宿のど真ん中に位置するホテルにチェックイン・・・・かなり狭い!」


「ゲテモノ」で栄養をつけて、歌舞伎町に・・・・

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「ガールズバー」


次の日は、中野で骨董品の仕入れを済ませ、地元に向かう。
だが、地元に戻る前にちょっと寄りたいところがあった。

私が4歳まで過ごしていた家が世田谷のどこかにある。
竹やぶの中に埋もれた、あのオンボロアパートの光景を最近夢で見る。

○十年前のことだから、今はもう面影も無いはずだが、
ちょっと寄ってみたくなった。

と言っても、世田谷のどこか・・・というくらいしか記憶にない。

それでも、私には鮮明に近所の光景が思い浮かぶので、
当時の記憶をたどり、「勘」で探してみることにした。

たしか近所には、私の生まれた病院があって、大学があって、
商店街があって、映画の撮影所もあった。
その撮影所には、ゴジラがいたのを覚えているから、多分「東宝」であろう・・・

それを頼りにあてずっぽで行ってみると、なんとなく見覚えのある風景が・・・

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「竹やぶだ・・・」

車を近くに止め、昔たどった道を歩いて行くと、なにやらそこだけ時代が
止まってしまっているかのような、私有地が・・・・

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自分の身体が大きくなった分、目の前にあるその風景は、
私の知っているそれの、まるでミニチュア版のようだ。

この私有地を更に奥に歩いていくと、湿った空気が漂う林があって、
その木々に埋もれてるかのような部落があるはずだ。
その一角に私は住んでいた。

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「ばあちゃんとよく一緒に歩いた坂道」

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「林に埋もれた家々」


「生い立ち」に書き込んだような「記憶」が、次々と頭をかすめる。

ここだけ東京じゃないみたいだ・・・
「シーン」と静まりかえって、別世界に来たようだが、
この一角だけは、本当に当時のままである。


「だからどうした・・・・」

という話だが、これを読んでくれている皆さんも、歳を取ったらきっと
そんな、昔の空気に触れてみたくなる時があると思う。

そんな時は、迷わず足を伸ばしてみることを進める。

たとえそれが、良い想い出でなかったとしても、自分の人生において、
自分が今いる場所(現在の空間的な位置)が少しでも掴めるのでは
ないだろうか・・・


その後は、地元で一泊を過ごし、次の日は立川のホテルに泊まった。

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「誰?・・・・」

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地元(八王子・立川)では、顔見知りの骨董屋や作業着屋で
必要なものを揃える。


そして、最後の日は渋谷。

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途中、NHK(NHKスペシャル-Japan デビュー)に対する抗議活動に出くわした。

「NHKの大罪」については、別の機会に述べたいと思う・・・


渋谷では、ウルトラマンシリーズのオモチャをゲット!

くじら料理を食った後、飲み屋へ・・・・

カラオケボックスへの行き方を教えてくれた「かわい娘ちゃん」・・・ありがと!


8月と9月に、また舞台で唄を歌わなければならず、
でも、新曲を覚える時間も機会もないので、古い唄の録音だけでも
したかったこともあり、カラオケボックスに・・・・

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それにしても、カラオケボックスにひとりって・・・

「なんて落ち着くんだろう・・・・」

人になんて思われても、密室にひとりっていうのは、
私にとっては至福の時間なのだ・・・

私が日本にいた頃には、ボックスなんて無い時代だったけど、
酒も飲めて、メシも食えて、おまけに歌えるなんて・・・
時間があれば、ここにオフィスワークを持ち込んで、
2~3日滞在してもOKって感じ・・・・


それで思い出したけど、今回地元でサウナに行ったら、不景気のせいか、
プライスが大幅にダウンしていて、朝9時から翌朝の8時まで
(1時間は清掃のため1回は退去しなければならない)で、
たったの800円だって!

テレビ見放題、サウナも風呂も入り放題、寝放題で1日800円だとしたら、
1ヶ月滞在したとしても、2万5千円弱って計算だよね。(1時間約35円)

もちろん、頻繁に出たり入ったりは出来ないだろうけど、
金があれば、中でメシも食えるし・・・

ネットカフェ難民やマック難民は、
こんなサウナに住み着くっていう手もあるかもよ・・・・


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「See You Soon!」

         

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2009年6月 8日 (月)

皐月 (1)

今回の仕入れは、らーめん屋加盟者の代行で行くことになった。

旅費までは取りたくないので自腹だが、ついでに自店の仕入れも
するつもりだし、この機会に楽しむつもりだ。
ハードスケジュールなので、休養にはならないが・・・

今回も友人や兄弟には、連絡を入れなかった。

飛行機は、よっぽど込んでいる時でなければ、
私の身分では一般席がほとんどだが、太っているため、
込んでいる時は隣席にも迷惑をかけたくないので、
グレードアップをすることがある。

そういう時は空港にあるラウンジを利用することになるが、
航空会社によっては、はっきり言ってお粗末な場所である。

今回は、LAXに有料のラウンジが出来たと聞いたので
利用してみたところ、新しいせいか中々良かったよ!

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インフルエンザによる足止めを心配してたけど、飛行機は案の定空いていたし、
成田では、すでに自己申請制になっていたので、すんなり通過できた。

だけど、自己申請制は、あまり意味ないね。
後部座席のオッサンなんか、機内でずっと咳き込んでたけど、
成田に着くと、のど飴かなんか舐めちゃって、検査員が近づいた時だけ、
ピッタリ咳を止めちゃってるんだもん・・・

まぁ、誰かにチクられてたけどね。

今回の足は、カローラのライトバン?

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以前にも借りたことあるけど、荷物も結構積めるし、日本の道路なら
これが今までで一番自分には適していたかも・・・


浅草のホテルに着いたのが6時ころだったかな・・・

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このホテルは、かっぱ橋道具街にも歩いてすぐで便利だから、
前回も利用したホテル。
眺めが良くて広い部屋を取ったんだけど、微妙にじゅうたんが汚かったな・・・


まずは、メシでしょ!

肉だな。肉!

ホテルのすぐ側にある、ある店にビビッと感じて、敷居を跨ぐことにした。
女将に連れられ、2階の個室に通された。

メニューを見ただけでヨダレが・・・
取り合えず、黒毛和牛のさしみと網焼きを食うことにした。

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「和牛さしみの盛合せ」

丁寧に名札まで付いていて、女将がひとつひとつ説明する。

「はっ、早く食いたい!」

前菜をいくつか頼んで、10頭の内から選ばれた1頭の、
さらに 0.5% しか取れない稀少部位である「シャトーブリアン」なる肉を
網焼きにした。

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「食うのに夢中で、食べかけの写真になってしまった」

それにしても、シャトーブリアンって・・・ワインか何かと思いましたよ・・・


タラバ蟹も網焼きにした。

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次の朝は、早くから道具街で仕入れを済ませ、秋葉原まで足を延ばした。

これまで何度かアキバを訪れ、どうしても行きたくて・・・・
でも、勇気がなくて行けなかった「メイドカフェ」を体験した。

しかも、3軒。

くれぐれも断わっておきますが、決してそういうのが好きな訳ではありませんから。

社会勉強だからね。

「メイド」なんて、今さらって思うかもしれないけど、
今回、勉強になりました。

すでに廃れてきた感のあるメイドカフェだが、
それでも、連日満席で並ぶほどの場所があると聞いて訪れてみた。

確かに、ただメイドの格好をしたウエイトレスがサーブするだけの
カフェ(軽食屋)はどんどん消えてなくなっているようだが、
流行っているところには、やはりそれなりの理由があるんだなと、
実感した。

私の店(バー)でも、現在はメイド服にホコリがかぶっている状態である。

もちろん、コスプレだけではなく、様々なイベントやゲームを行なってはいるが、
もっと客と一心同体になれるような企画やシステムを考えなければ・・・・

夕方には浅草に戻り、仲見世にあるお気に入りの和服屋で
鯉口(七分袖)を購入。

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さて、今晩は屋形船で「おべった(もんじゃ焼き)」でも食おうか・・・・

ちなみに私の地元は東京の八王子だが、この「おべった焼き」という呼び方は、
八王子出身の人間にしか通じたことがない・・・・

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「合席だけど、ギャル達だから構わない!」

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             続く・・・・

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2008年11月 9日 (日)

母国より・・・08' 秋

今回の足はこれ!

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なんという名前の車か忘れたけど、ちょっと小さ過ぎた。
それでも、市街地も高速も普通に走ってたよ・・・・

成田に着いたのが夕方だったので、都心に行ったころには
もう薄暗かった。

取りあえずは、「玉さし」と「生き血」で栄養補給!


今回の夜の調査対象は「ガールズ・バー」

歌舞伎町でピンからキリまで回って、気が付いてみると
朝の7時に焼き鳥屋で焼き鳥食ってるし・・・
BGM はカラスの鳴き声。

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「朝の新宿」

食い物やだけでも4軒は行ったから、腹一杯なのに・・・

「気持わりーっ・・・」

それよか、せっかくホテルの部屋キープしてるのに、
もうすぐ、チェックアウトしなきゃ・・・
昨夜チェックインしてから、シャワー浴びるのに使っただけだったな・・・
いつものことだけど・・・

早くホテルに戻って、朝食バッフェ食わなきゃ!

「また食うのかよっ」って、ひとり頭の中で突っ込む。


寝不足のまんま、ホテルを出て向かった場所は

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「靖国神社」

ここに来るだけで、気持が引き締まる。

「海の向こうから、しっかり日本を守ります・・・」

何かのおぼし召しでしょうか?

この日は日曜日で、靖国の外苑には運良く骨董品市場が・・・

ここで、思いもよらぬ良い買い物が出来た。

しかしその後、街から街へと、古看板を探して歩くが、
一向に見つからない。

日本の居酒屋チェーンが昭和をモチーフにした店舗展開をした
こともあって、行く先々で、品薄状態。
値段が高くなってきているのは、仕方ないとしても、
なにしろ、品がない・・・

仕方ないから「まんだらけ」で、「鉄人28号」と「ウルトラQ」の
フィギュアにも手を出すようになる・・・


ばあちゃんに挨拶したかったので、文京区の寺で墓参りをした後、
中野でホーロー看板を2枚ゲット!

夜には我が地元の「八王子」に帰る・・・

この街も、いつからこんな素っ気無い
街になっちまったんだろう・・・・

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まだ丑三つ時だってのに、人っ子一人歩いてやしない・・・

明日は隣りの街の立川に行ってみよう・・・

ところで、お袋が住んでる団地の下に公園がある。

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某テレビ局で「ホームレス中学生」というドラマがあったが、
この公園と団地で、その撮影が行なわれたらしい。
あの「まきまきウンコ」の滑り台は撮影用のセットなので実際はないが、
この公園には、私がガキの頃の様々な思い出がある。

私が生まれて初めて女子に振られたのも、この公園だった。


次の日、立川に行った。
不景気で人が少ないのかもしれないが、八王子に比べれば
まだ活気があるな・・・
タクシーの運ちゃんが言ってたけど、八王子の人間が、
わざわざ電車に乗って、この隣街まで遊び(飲み)に来るらしい・・・

私の愛する八王子は、完璧にこの街に負けてるよ。

こうなるまでには、色々な政治的事情もあったらしいが、
裏の世界でも、西からの広域丸暴が入って来た頃から、
おかしな街になって来たような気がする・・・

私の知っている八王子って街は、物凄く危険な匂いがあったけど、
同時に刺激と活気があった。
確かに私のいた頃は、あまりにも汚れ過ぎて、まるでバットマンの
ゴッタムシティーのような無法地帯になっていたことも事実だ。

私が地元の政治家だったら、やっぱりこの街をクリーンナップしようと
思っただろう。
ただ、やり方を間違えると、こうなっちまう・・・・
これは、我々の商売のやり方にも通じるものがあると、考えさせられた。


立川のギャルが言ってたっけ・・・

「八王子って、靴屋とゲーセンしか思い浮かばない」って・・・・

そりゃー 言い過ぎだろ!


はぁーっ・・・・・    また、日が昇ってきそう・・・・・

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そろそろ・・・・・   イヤイヤ・・・・・
まだ飲み足りないので、地元の女子2人に早朝の立川を案内してもらった。

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この日取っていたホテルに戻ったら、もう完璧に日が照ってるし・・・・
朝飯食って、チェックアウトしなきゃ・・・

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・・・・・

「チョリーッス!! この街マジやばいっす!!」

さて、仕入れにも、人間ウオッチングにも欠かせない街 「渋谷」

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ここで少し「渋谷語」を勉強してみよう!

私などは、いまだに

「らーめん、つけ麺、僕イケメン!!」などと言って喜んでいるが、

「イケメン」は、もはや、イケてるメンズではなく、進化していた・・・

イケてないメンズでも使われる。
まして、渋谷で使われる「イケメン」は、あくまで「メンチカツ」か「麺」の
ことを指すらしい。

その他にも

「ウーロン茶」・・・・ウザいロン毛茶髪野郎

「エロス」・・・・えらくロス(損)すること

「エバい」・・・・えらくヤバい

「オバマ」・・・・おばさんマニア

「キチョる」・・・・ *小声で内緒話しているのに周りに全部聞こえている
           *何度も使い回しをすること
 (牛肉の偽装や料理の使い回しが発覚して廃業になった吉兆が語源)

「便ジョイ!」・・・・トイレを楽しむこと

「AKB/AKY」・・・・あえて空気ぶっこわす/あからさまに空気読まない

「BPB」・・・・ブラとパンティーがバラバラ

「CM」・・・・超モンモン

「DNA」・・・・だからなんなのあんた?


まぁ、これらはほんの一部だけど、
頭の体操にはなるよね。


話は替わるが、私が人類のために撲滅したいものの一つに
「パチンコ」がある。
その理由は、別の時に詳しく述べるとして、

そのパチンコ業界の、ある若手のホープ社長に、
高田馬場にあるレストランと、麻布のメンバーズレストランに招待された。
ちなみにその人物は、私がパチンコ嫌いなことは承知の上だ。
なんと、パチンコ店にも連れて行かれた。

高田馬場のレストランは、その若手社長の知人の店で、
高級店とは違うが、店主のこだわりが滲み出ていて、居心地の良い店だ。
そこで、鹿肉のコースを頂いた。

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「店主とその彼女」

壁に猟銃が飾ってあるが、ここの店主は現在、猟銃の免許を申請中で、
自分で仕留めた獲物を、この店で提供したいらしい・・・
法律(保健所)の問題が心配だが、そういうの大好き!


次に訪れたのは、ポンギのど真ん中に位置するメンバーズレストラン(バー)だ。

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ここは、ビル一戸がひとつのレストランになっているといった立派な造りで、
都心の夜にしては、時間が早かったせいか、客は我々だけだったが、
散歩がてらに庭に出ると、花火で歓迎をしてくれた。
ここでは、ワインを一杯馳走になっただけではあるが、何かひとつでも
思い出になる演出を図ろうとする気持が、酔っ払ってる私にも伝わりました。

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さて、明日は最後の任務が残ってる。


次の日は、台場に行く予定だったが、仕入れが思ったように出来なかったので、
急遽、浅草に寄ることにした。
ここには、調理器具やレストランに関する物が何でも揃う、かっぱ橋道具街が
あるので、度々訪れる。
ここで、最後の仕入れを済ませて、ホテルを取る。


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もう、この頃にはクタクタで睡魔との闘いである。
どこかの居酒屋では、どうやら寝ながら飲んでいたようだ。
店員の
「お茶でもお持ちしましょうか?」
と言う声に反応して、目を覚まし、飲み続ける・・・
私は、決して酒癖は悪くないが、嫌な客だったに違いない。

それでも、おとなしく寝るのはイヤなので、夜中に温泉のある施設に行って
風呂に入って身体をほぐす。

またホテルには朝帰りである・・・

今日はもう、ロスに帰る日だってのに・・・

いつもそうだが今回も結局、ホテルできちんと寝た覚えがない。
無駄なようにも思えるが、夜は必ず酒が入っているので、
車で移動するわけにも行かず、車で寝泊りするほど若くもない。
荷物がなければ、サウナでもカプセルホテルでも一向に構わないが、
毎日、仕入れた物を荷造りするスペースも必要だし、
悲しいかな、毎日のメールチェックも怠れない・・・
何よりも、サウナやカプセルホテル、ラブホは、夜中に抜け出せないのが
難点なのだ。


今回もハードスケジュールだったが、なんとか欲しい物は手に入れた。

そして、忙しいながらも、改めて宇宙から自分を見てみる方法を思い出し、
今後の自分自身の向かうべき方向性がほんの少しだけ分かったような
感触があった。

それだけで、大きな買い物が出来た気がする・・・


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2008年11月 2日 (日)

ひとり旅は、苦手なくらいがいいみたい・・・

最近、「一人旅」ってやつが苦手になってきた。

ガキの頃は、寝袋と飯ごうだけ持ってどこにでも行ったし、
知らない土地の季節外れの海辺で、日が暮れるの待って、
星空眺めているだけで楽しかったのに・・・

「旅」と「旅行」の違いは、腕時計を着けてるか着けてないかの
違いだと思ってる。

目的も計画もない「旅」は、今の自分には出来そうもない・・・


さて、今回私は、今年に入って2度目の日本を訪れた。
5月にラーメン屋の2号店を出したばかりだが、
その後、3号店の出店が決まり、いつものように装飾品や備品の
買い付けに行った。

本当はもうこれ以上、今は店を増やしたくないのに・・・
仕事と問題が増えるばかりで、一向に生活も精神的にも豊かに
なっていない気がする。
ならば、やらなきゃいいじゃん、ってことだが、後に引けないのも
己の弱さかもしれない・・・・
何よりも、たいして儲かっていないのに、
むしろ苦しいのに、これ以上のリスクを背負うのが、はっきり言って
怖い。(ここでしか言えないが・・・)

でも、腹を決めるべく、スピリチュアルに考えることにしたんだ。

私が日本から帰って来た10月31日のハローウィンの朝、
ロスの空港に着いて、外に出た瞬間に思い出したことがある。

私が始めてこの地(アメリカ)に足を踏み入れたのも、
ちょうど20年前の今日(ハローウィン)だった。

これって偶然じゃないでしょ。


この20年間、あまりにも忙しすぎて、自分を見つめることを忘れてた
のかもしれない。

いくら店を増やしてビジネスを拡張したって、結局、私はなんにも
手にしてはいない。

人間としての成功を掴む為に、ステップアップしなきゃいけない・・・

私がいったい何のために、このアメリカという敵地に乗り込んで来たのか、
忘れそうになってた・・・・

私の「自己実現」は、こんなことではなかった筈なんだ。

今回の日本への帰国は、最初からちょっと変だったよ。

みんな覚えてるかな・・・日本に到着した時の空港のさ、
荷物を引き取る場所に向かう途中の下りエレベーターの頭上に、
「Welcome Japan」というサインがあって、その横に

「おかえりなさい」って赤い字で大きく書いてある、あのサイン・・・・

もう何度も日本に帰って、あのサインを見てるのに、
あれを見て、泣いてるんだよ・・・自分。
おかしいよね・・・
サングラスしてたから良かったけど・・・


今だから言えるけど、私はアメリカに来て11年間潜ってたから、
その間、日本に帰れなかったんだ。
11年ぶりに日本に帰った時には、やっぱりあのサインを目にして、
マジで涙流した覚えがある。

そんな気持が、また蘇っちまったんだ・・・・


「おかえりなさい」って・・・いい言葉だよな。


仕入れの途中、ある街でね、
気が付いたら、占い師の前に自分が座ってたんだ。
普段は興味もないのに・・・・
それも、夜の街に座ってる易者とかじゃなくて、
引き寄せられたかのように、あるビルの地下の占い師のドアを
開けて、入って行ったみたい・・・

その内容は、まだ自分の中で整理できていない部分もあるので、
別の時に書きたい。

って言うか、帰国レポートを書く筈だったんだけど、
なんか、前置きが長くなってしまったから、日本での様子は
次回に・・・・・


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2008年4月30日 (水)

「桜」と「金玉」と「女子高生」

今回、ラーメン屋新店舗の装飾品(ホーロー看板)を集める為に、
急遽日本へ帰国することにした。
1年ぶりの日本なので、ゆっくりしたいところだが、
中々スケジュールが立たず、数日間だけ無理やり予定を作った。

本当は、会いたかった人もいたし、時間があればプライベートで
寄りたかった所もあるのだが、泣く泣く次の機会にすることにした。
実の兄弟とは、2連チャン(2年連続)で会うことが出来なかった。

去年、帰国した際には、友人とも会えなかったので、
今回は数時間だけダチの家に皆を集めてもらって、
食事会?が出来たのはよかった。

毎回のことだが、日本(空港)へ到着するとまず、
そのまま空港で予約済みのレンタカーを借りて、
帰りの飛行機に乗るまでずっと車で移動する。

そのため、電車にもバスにも乗らない。
と言うよりも、乗り方が分からない・・・

ちなみに、私が日本に住んでいた頃は、
改札口で駅員が1枚ずつ切符に穴を開けていた。

カラオケボックスも存在しなかったし、携帯電話もラジカセくらいの
でかくて重い物しか出回ってなかった。
当然パソコンも普及してなかった。

今の車は普通にナビゲーターも装備されていて、
車に乗っている以上、日本全国どこに行っても道に迷うことはない。

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今回リクエストした車は、新型「Bb」。

私には少し小さ過ぎたが、今回は東京を離れて遠出する予定もなかったし、
小回りが利いて荷物がある程度積めるので、便利ではあった。
しかし、都心部では駐車の際、これでも高さ制限に引っかかるところがあった。


全日、ぎっしりと予定が詰まっているが、
当然全てが予定通りとはいかない。
とにかく、時間を無駄にしたくないので、
訪問する店や施設の下調べはもちろんのこと、
宿泊するホテルも全て事前に予約をしておく。


実は今回、日本のレストラン協会だか何かの会合が都内であり、
それに招待されていて、飛行機代もホテル代も持ってくれる
ことになっていた。
本来ならば、これらの会合や催しは勉強にもなるし、
人脈を広げる為には是非参加したかったが、2日間に渡る会合であったため、
自分の用事が済ませられないと判断して、お断りした。


帰国時の一番の楽しみは、やはり「食う」ことだろう。
飲み屋も含め、市場調査で1日に10軒の飲食店には、足を運ぶ。
しかし、さすがに10軒もハシゴすれば、腹がきつくて吐きそうになる。

20代の頃は、一般人の3倍の量を、普通に食していたが、
寂しいことに、歳を取るごとに小食になってしまうものだ。
今では、せいぜい2人前も食べれば、満腹になってしまう・・・

ステーキ、焼肉、しゃぶしゃぶ、焼き鳥、寿司、割烹、懐石、
ラーメン、蕎麦、とんかつ、ふぐ、スッポン、馬、熊、鹿、くじら・・・

天婦羅バーからオイスターバー、料亭から赤提灯、炉端焼、屋台にまで、
大抵のものは一通り食べ尽くす訳だが、
何はともあれ、そんな私が日本に到着して空港から真っ先に向かうところがある。
話題の店や高級レストランでもない。

そこは、ある駅のガード沿いにある通称「しょんべん横丁」だ。
ここに私の好きな店がある。
カウンターに8人も座れば満席になってしまう程の店だが、
いわゆる「ゲテモノ」が食える店なのだ。


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ここで、まずはビールとハブ酒を流し込み、スッポンの生血をすすりながら、
豚の金玉や子宮の刺身、カエルの活造り、サンショウウオを食って、一息つく・・・・

「やっと、日本に着いた・・・」

と、思う瞬間だ。

とにかく私は「ゲテモノ」と言われる食い物が好きで、
(特に生の内臓物には目がない)
この世に食えないものは無いと思っている。(メロン以外は・・・・)
「金玉の刺身」などは夢に出てくるほどだ。

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「飲み物メニュー」

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「豚のキンタマ刺身」

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「カエルの活造り」

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「サンショウウオ」

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「スッポンの刺身と卵」

今回は、新規開拓のため、そのあと渋谷のある店に行き、
ラクダ、ダチョウ、カンガルー、ワニ、トドの生肉を食ったところで
ギブアップ!
薬局でキャベジンを買って、本日のホテルにチェックイン。

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「ホテルの部屋から眺める副都心」


一風呂浴びて、また夜の街に繰り出す・・・・

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「歌舞伎町」


たしか渋谷か新宿にいたはずなのに、
気が付けば六本木のディスコ(今で言うクラブ)で、しかも踊ってた・・・・

もう、朝だし・・・

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「六本木」


別にただ遊び歩いているわけじゃない。
市場調査・・・・そう、調査だから・・・


寝るのは1日平均3時間。
毎朝、各ホテルの朝食も欠かさず食べ、
今回の目的である「ホーロー看板」を探すため、
街から街へと移動する。
昔と違い、これがなかなか手に入り難くなってきた。
以前は田舎町に行けば、タダ同然で譲ってくれるところもあったが、
今では、骨董屋に行っても中々見つからないし、何しろ値が高い。

今回も思ったようには集まらなかったが、
なんとか形になる程度は探せたと思う。

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「渋谷」


もうひとつ、帰国時に大切な楽しみがある。
それはなんと言っても「桜」だろう。
どういうわけか、帰国するのは春が多い。
仕事のスケジュール上、わざわざ開花に合わせて日程を組むことはないが、
今年も運良く桜が咲いている時期に帰ることが出来た。
時期と言っても、桜が開花している時間はせいぜい1週間・・・
なので、桜が観れることは本当にラッキーなのだ。

ひとつだけ残念なのは、ちょうど学校の春休みと重なることが多いので、
制服姿の「女子高生」を鑑賞することが出来ないことだ。

「桜」と「女子高生」を天秤にかける自分が嫌になる・・・


桜の花を観ていると、どういうわけか胸が熱くなり、涙が出てくる。
1年のうち、たった数日間だけ花開き、潔く散っていくこの花は、
まさしく日本の文化である。
この「美しさ」と「はかなさ」は、私を「日本人に生まれて来て良かった」と
改めて思い起こさせるのだ。

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時間が許せば、温泉にでも浸かりたいところだが、今回はやはり無理だった。
去年は、ある用事で箱根まで足を伸ばしたついでに、
一泊だけ温泉宿に泊まることが出来た。

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「箱根の温泉」

いつか、ゆっくりと温泉巡りでもしたいが、取り合えず今回は地元にある
サウナ(健康スパ)の野外露天(風)風呂で我慢しよう・・・・

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「行きつけのサウナ」

母親の住んでいる実家にも一度は寄るが、私が泊まるスペースがないため、
そういう日は、近所にあるこのスパに行き、風呂に入ってマッサージをして、
仮眠室で夜を明かす・・・

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「母親をランチに連れて行った近所の料亭」

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「地元にある<缶詰バー>朝の7時まで営業してくれる」

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「私が以前、蕎麦を打っていた深大寺にある蕎麦屋」

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「オイスターバーにて日本各地のカキを食らう」

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「いわし専門店にて活造り」

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「いか専門店にて活造り」

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「クジラの刺身」

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「台場から」


次はいつ日本に帰って来れるかわからないけど、
また「栄養補給」しに来れる日まで、明日から気合を入れて仕事に励みます。


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2007年4月18日 (水)

帰省

明日より、10日間日本へ帰省する。
本来なら、忙しすぎて10日間も仕事を空けるわけにはいかないのだか、
スケジュール的に、数日間の時間をとれる条件を満たせるときは、
年に数回しかなく、今帰らないと、おそらくまた来年になってしまうので、
強行することにした。
この10日間の仕事のブランクを埋めるために、約1ヶ月の綿密な調整が
必要であった。
かなり、寝不足である。
それでも多分、帰ってきたときには、わたしの机の上には仕事が山積みになって
いるだろう。
普段のわたしの仕事は、皿洗いや買出し、雑用係りのようになってしまっているが、
零細企業とはいえ、これでも一応「トップ」なので、わたしにしかできない仕事も
実に多くあるのだ。

だいたい年に1回くらいのペースで帰省できれば、いい方である。
地元の「ダチ」と酒を酌み交わすのは、いつも楽しみの一つだが、
今回は、本当に忙しく、ほとんど分刻みの過密スケジュールのため、
それも、断念するつもりだ。
だから、日本の「ダチ」には、今回の帰国は一切知らせていない。
何かの機会でこれを読むことがあるかもしれないが、
そういう事情なので、気を悪くしないでもらいたい。

今回の帰省目的は3つあって、
1つは恒例なのだが、各店舗の装飾品やユニフォーム、調理器具や備品等の調達。

2つ目の目的は、今年か来年中に出店予定である「スイーツ」の店に関する視察だ。
正直言って、「スイーツ」はわたしの専門外であるため、いろいろと研究する
必要がある。

最後の3つ目は、急に決まってしまったのだが、来月から日本人街にある
某ホテル内のレストランとラウンジをわたしが引き継ぐことになり、
これもまた、ホテル内の朝食ブァッフェのメニューやルームサービス、
その他のシステムについて調べる必要があると判断した。

このホテル内の店は基本的に日本食であり、ブァッフェやケータリングは、
普段、我々が行っている業務だし、ラウンジにおいても、我々はすでに
カラオケバーを経営しているので、専門といえば専門なのだが、
なんせ急に決まったことなので、コンセプトそのものを確立させる必要が
ある。
まずは、同クラスのホテルレストランを視察したいと思う。

普通は、店のオープニング2週間前ともなると、寝る時間もないほど、
準備に追われるはずで、帰国どころではない。
しかし、今回は現在営業中の店を引き継ぐにあたり、
1日たりとも店を閉めることができず(ホテル内の唯一のレストランであるため)、
契約上からも5月の1日にならなければ、わたしが中に入って
作業をすることが出来ないので、今は手が出せない状態である。

どこに何があるのかもわからないといった状況のまま、営業を始めるわけだが、
幸い、現在その店で働いている従業員達が残ってくれるようなので、
なんとか、業務そのものは引き継げそうである。
書類やライセンス関係のほとんどは、それまでになんとか準備するつもりだ。

それにしても・・・
本当に大丈夫だろうか・・・

客観的に見ると、かなり無謀に感じる。

去年に「弁当屋」と「居酒屋」をオープンしたばかりで、
実のところ、資金的にも余裕がないことに気が付いた・・・
まったく持って、無計画である。

しかも、今年は「大殺界」のど真ん中・・・

だが、わたしもシロウトではないし、わたしなりに勝算がなければ、
受けなかった話だ。

ここは、気を強く持って、乗り越えてみよう。

ロスに住んでいる人の中には、多分理解できる人もいると思うが、
むしろ、わたしが本当に気を付けなければいけないのは、
この、どろどろとした人間関係が渦巻く「日本人街」という土地で、
わたしのような「よそ者」が幾つかの店を営業することにより、
足を引っ張ろうとする連中がウヨウヨといることだ。

本当にウンザリする。

しかし、そういう連中に相手にされているということは、
わたしが、またまだそういう連中と同じレベルでしかないからだろう。
早くそういった「下界」から抜け出せるような人間にならなければ・・・

話がそれてしまったが、
先に挙げた3つの目的が、わたしが今回帰国するための

 「大義名分」? である。

こんな忙しい時に、10日間も仕事を空けてしまって、すみません。
あとは、よろしく!

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